皇冠足球比分

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新年のご挨拶 ~ 2021年を迎えて

2021年1月4日更新

皆さま、明けましておめでとうございます。
2021年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

皇冠足球比分の感染が地球規模で拡大する中で、新しい年を迎えることになりました。世界中で、多くの人々が生存の危機と生活の困難に直面している現状で、昨年末には、東京都で1,337人、日本全国で4,520人の感染者を数え、今後暫く減少する気配を見せません。今年も、昨年に引き続いて、対策に追われる一年になろうかと思いますが、皆さまには、ご自分自身とご家族を守り、また周囲の大切な方々を守りながら、健やかな日々を過ごして頂きたく思います。そのために、皆さまお一人お一人が、皇冠足球比分の感染防止や拡大阻止のためにできることを今一度確認して、コロナ禍を共に乗り越えて頂きたいと願っています。
先行きの見えない日々ですが、こんな日々であるからこそ、正しい情報を的確にとらえること、そして、現在と将来のご自分と社会のありようを俯瞰的に眺め、主体的に考え判断して、行動することを忘れないで下さい。また、医療分野をはじめ、各関係分野で懸命なご努力を続けていらっしゃる方々への心からの感謝を、持ち続けて頂きたいと思います。

ただ、足許を見たときに、普通の生活が送れないこと、目指す学修や仕事が思うように進まないことに、焦る気持ちを持つこともおありでしょう。私も、若い方々との頻繁な意見交換など、昨年やっておきたかったことの多くが実現出来ない毎日に、気持ちが焦ることがありました。そんな時、今年が丑年であることもあって、夏目漱石が門下生であった芥川龍之介と久米正雄にあてた手紙の一節を思い出しました。「焦らず、深く考え、根気よく問題に対処する」ことに徹しようと心を励ましています。漱石は、次のように述べています。
「牛になることはどうしても必要です。我々はとかく馬になりたがるが、牛にはなかなかなり切れないです。???焦っては不可(いけま)せん。頭を悪くしてはいけません。根気づくでお出でなさい。???」
勿論、漱石は、今回のような大きな災禍に遭遇した際の心構えを説いている訳ではありませんが、とかく焦って急いでしまう私たちにとって、大切なものを見逃さないためにも必要な指針だと思っています。

私の学長としての新年のご挨拶は、今回が最後になります。約6年間の就任期間を顧みますと、と